1998 年新年のご挨拶

富士通研究所 ネットメディア研究センターの益岡です. 本年もよろしくお願い致します.

今年も, 年賀状を作ってみました. よろしかったら見ていって下さい. デー タは full color でつくってありますので, full color のモニタで見た方が きれいに色が出ます.

時代の流れか, 今年と去年の違いは, 去年のは Macintosh で作ったのですが, 今年のは Windows95 上で全て製作したことです.

  • 1998 年度年賀状
  • データ作成作業

    データは以下のようにして作りました.
    1. まず Illustrator 7.0J で文字と模様を作りました. 以下のデジタルポストカードの指定画像サイズ (1228×1748画素) を 300 dpi で 計ったサイズ (10.40 cm x 14.78 cm) より少し大きめに領域をとり, 模様などはその大きさで指定画像サイズよりははみ出すような感じで, 文字など必ず出力されないといけない情報は 出力保証エリア (1122×1688画素) に入るように注意して作りました.
    2. その Illustrator ファイルを Photoshop 4.01J で 300 dpi でラ スタライズしました.
    3. つぎに町内会のイベントで, ミニSL に家族で乗って (ただで!) 撮ってもらった 写真を EPSON GT-9500 でかなり大きめに (解像度を高くして) スキャンしました.
    4. Photoshop 4.01J でスキャン画像を 300 dpi で丁度いいくらいの大きさに 解像度を変更し, レイヤーマスクを使って慎重に家族だけを切り取りました.
    5. Photoshop 4.01J でスキャン画像をレイヤーマスクを使って選択し, 上の Illustrator からのラスタライズ画像の別レイヤーにコピーしました. 同じ画像を自由変形で回転, 縮小, 反転を行い, いくつかコピーしました.
    6. 以上の複数の家族の写真が入ったレイヤーの透明部分を選択し, その選択部分の境界をチャネルに作りました. 新しいレイヤーを背景の金色で作り, このチャネルによる選択グロー (光った部分) を作りました. グロー以外をもう一度 チャネルによる選択の反転で切り取り透明としました.
    7. 以上レイヤーを上から家族写真, グロー, ラスタライズ画像の順番に並べ, 合成しました.

    実際の年賀状にする

    今年も実際の年賀状には, フジカラーサービス の Digital Post Card のサービスでお年玉年賀ハガキの 裏に全面プリントしてもらった. 入稿は Windows format の Floppy Disk で行った. 今回の指定画像サイズは 1228×1748 画素 (10.40 cm x 14.78 cm in 300dpi) 出力保証エリアは 1122×1688 画素 (9.50 cm x 14.29 cm in 300 dpi) でした.

    感想/反省点

    以下にいくつか感想/反省点をあげます.
  • 入稿が 12/21/1997 (Sun) になり, かなり遅れてしまった. 工場が混んでおり, 年内には難しいかも知れないと言われた. 実際には言われていた日 (12/29/1997 (Mon)) より前に できあがってきました. 12 月上旬には入稿しておく必要がありそうです.
  • 急いで作ったために家族写真を切り抜くレイヤーマスクをチェックするのを忘れた. そのためマスクにごみがちょっと残ってしまった. 後でグローを作るときなど 苦労しました. 急がば回れです.
  • 元の写真の解像度が低かったので, どうしてもきれいさに限界がありました. やはりオリジナルの質は重要です.
  • 背景を金色に近い色で作ったのですが, できあがったものは単に濃い黄色といった 感じになってしまいました. やはり金色は反射が重要のようです.
  • 今年はかなり出力保証サイズに近いサイズで印刷されたようで, 文字とかがはじによりすぎました. 去年は指定画像サイズに近いサイズで印刷されました. ここらへんなかなか難しいものがあります.
  • 今年は, システムソフト年賀状コンテスト1997 みたいなのを見つけられなくて, 残念でした.
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